遼寧省、北京、上海、江蘇省に続いて日中友好イベント第5弾は、洛陽外国語高校で行われました。音声指導セミナーでも活躍されている池田先生の教え子さんたちへの模擬授業で、見学される中国人の先生方のためにも、池田先生のメンツのためにも、張り切って授業をしてきました。
日本語教師への指導の一環として、先生方一人ひとりの模擬授業のビデオを見ています。授業の様子が録画された内容を見ながら、さらに重ね撮りします。ビデオを一時停止して、そのタイミングに合った提案を考え、わたしがコメントを残すというスタイルでフィードバックを行っています。指導前後の差、ビフォーアフターがはっきりして、先生方の成長が感じられたときは、自分自身、幸せな気持ちになります。
うまくいっているときは心配ないのですが、うまくいかないときの対応に悩むことは少なくありません。新米教師だった頃、そこが決め手だと思い、担当授業以外の時間をたっぷり使って、学生たちと共に過ごしたので、不快な表情、困惑した表情を出さずに対応できるようになりました。ですが、いま思うと、コツとしては、対応しきれない状況でも、困る必要も悩む必要も、ましてや怒る必要もありませんよね。ブッダの言葉に、「どんなに美しく見える男女も、それは皮一枚のことで、中身は糞尿が詰まった糞袋だ」というのがあって、びっくりしたことがあるのですが、確かに自分を良く見せようとカッコつけたり、その場を取り繕ったり、ごまかしたりしていても、学生たちにバレバレですし、ダサいと思われてしまうので、できないときは、素直に「勉強不足でごめん」と謝れば良いわけで、カッコつけるのをやめました。(ショーとしてカッコつけるのは、また別の話で、男性アイドルは大好きです)
学生たちから歌のプレゼント(なごり雪)があり、懐かしい写真もたくさん出てきて、思わず感動してしまいました。忘れられない1日をプレゼントしようと思いましたが、反対に忘れられない1日になりました。