イベント情報

短大教師向け教師研修🇨🇳

本日正式に、中国山東省🇨🇳の短大教師向け教師研修を夏休みに五日間に渡って担当することになりました。
「多くの学生たちが長年にわたって日本語授業についてこれていない現状を打破したい!」という理由で、研修依頼をいただきました。
中国の大学受験制度が変更され、幸運にも学習者を増やすという目標を達成することができたのですが、学習者を指導する教師育成をおろそかにしてきました。コロナ禍の中、オンラインでチャンスをいただいたので、成果が出るよう頑張りたいと思います。
中国では一流大学に入れない学生が二流三流大学に入り、二流三流大学に入れない学生が短大へ進む傾向があるようです。そして、なぜか偏差値が高い人はなんでもできて、偏差値が低い人は何もできないという謎の常識があって、偏差値の低い学生は自己肯定感が低い傾向にあるようです。でも、発音がきれいだ、スピーチが上手だ、話術がすごい!ということと偏差値は、まったく関係がありません。その感覚はスポーツと似ています。高校野球を見てみると、偏差値の高い高校より、練習量の多い工業高校や商業高校の方が強いケースが少なくありません。でも、中国では部活がないので、そういうケースを知らない人が多いようです。もちろん日本でも、容姿端麗で頭もよく、なんでもできる人が男女問わずアナウンサーになったり、大企業で活躍されたりしているようですから、自信を持って生きること、キラキラ輝くことは、もちろんとても素敵なことだと思います。ですが、容姿端麗でなくても、頭がよくなくても、今はなんでもできるタイプではなくても、何か一つ好きなものを見つけ、夢中になってやり続ける熱い気持ちを持ち、他人を心から尊重できて、真面目に謙虚に生きていくことができれば、人生、捨てたもんじゃないって気づくはずです。
ここ数年オンライン大会が行われてきたので、中国大学生全国スピーチ大会の様子をビデオで見ることができます。レベルも大体わかります。ですので、これから「スピーチ大会といえば短大大会だ!」という常識を作ることができるよう頑張りたいと思います。
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