来月、
小学校教育研究会で講演会&ワークショップを担当します。
教室は、昔話に出てくる鬼退治の場所でも、犯人探しの場所でもないと思います。もちろん、社会の中には、人を傷つける人、嘘をついて人を利用する人、暴力やハラスメントをする人から、自分や周りの人を守る必要があるので、事実を見て、責任を問うまなざしも大切です。
でも、その見方をそのまま教室に持ち込んでしまうと、成績が良くない子、授業態度が良くない子、集中できない子を、まるで「悪い子」のように見てしまうことがあります。でも、教室にいる子どもたちは、鬼でも犯人でもありません。多くの場合、まだやり方を知らないだけです。自信がないだけです。成功体験が少ないだけです。信じてもらった経験が足りないだけかもしれません。
ここで大切なのが、教室の中のピグマリオン効果だと思います。教師が「この子は伸びる」「この子には可能性がある」と見て接すると、表情、声、待ち方、褒め方、質問の仕方が変わります。そして、そのまなざしが、子どもの成長を引き出していきます。
行動は正す必要があります。しかし、人格を決めつけるのではなく、教室では、成長の芽を探す。良いところから見ていくことは、子どもを伸ばすための大切な教育技術だと思います。