中国クラスとインドネシアクラスのオンライン授業を担当しました。日本語を習い始めたばかりの学生たちは、授業の最初、緊張しているように見えました。
最初に指名した学生の20秒ほどの音読には、発音や流暢さの面で、直したいところが50か所ほどありましたが、それをすぐには指摘せず、できているところを探して、三つのポジティブフィードバックを伝えました。
声を出した瞬間に、間違いを次々と指摘したら、「日本語は難しい。自分にはできない」と思われてしまい、コンプレックスを植え付けてしまうかもしれません。最初に必要なのは、正しさよりも安心感だと思っています。
その後、課題を少しずつ変えながら、ペアワークを三回行いました。回を重ねるたびに彼らの表情がやわらいでいって、最後には、画面いっぱいに笑顔が広がりました。ペアワークの後に毎回三、四人を指名しましたが、どの学生も良いところを褒めてもらえるからか、指名されることへの恐怖も少しずつ薄れていったように感じました。
授業の最初と最後では、表情も声も変わっていました。自信は、安心して挑戦して、良いところを見つけてもらう経験の中で育っていくのだと思います。