ブータン
最終日に特別ワークショップをしたのですが、手ごたえが感じられたので、オンラインでも5人向け授業を提案しました。
「正しいフィードバック」と「役に立つフィードバック」は、同じではないと思っています。つい、「発音が違う」「文法が不自然」「もっと具体的に」「その表現は日本人はあまり使わない」と、その瞬間に本当に感じたことを伝える方がいます。それ自体は誠実ですが、学習者がその時に求めているものが「自信を持ちたい」「最後まで話せたことを認めてほしい」「次も話したい」「一つだけ直す場所を知りたい」のであれば、“本音”を伝えることが、必ずしも最善とは限りません。
同じ発表でも、ある学習者は「間違いを全部教えて欲しい」と思っているかもしれませんが、別の学習者は「今日は人前で話せただけで精一杯」という状態かもしれません。この二人に同じフィードバックをする必要はありません。「この学習者が今、何を聞いたら次の一歩を踏み出せるか」を考えて、改善点を伝える前に、その学習者が改善を受け取れる状態をつくることが大切だと思います。