どんなことをテーマにスピーチ練習をしていますか?といった質問をたびたび受けます。
本日はその一部をご紹介します。テーマは『フレネミー』。時にやさしく、時に意地悪をしてくる人のことです。「friend&enemy」
学生時代に友達の家族関係を聞いて、「たいへんだなあ…」と思ったことがあります。フレネミーは、家族の中にも教室の中にも、思い切って言えば、世界中のすべての人がフレネミー、いや、言い過ぎですね。言い直します。フレネミーになってしまう瞬間というのは、誰にでもあるのではないかと思います。
〜フレネミーが近寄ってくるときのパターン〜
友達のような顔をして近づいてくる
最初は親切で優しい
誰かの悪口をあなたに聞かせる
あなたが悪口を言ったことにされている
〜フレネミーの特徴〜
やたらとフレンドリー
褒めているようでけなしている
人を利用する
人を従属させる
表と裏の顔がある
人の不幸話が好き
プライベートをしつこく聞いてくる
すぐに「親友だよ」と言ってくる
自己顕示欲が強い
いつもどこか満たされていない...
人間関係を損得で考えている
平気でウソをつく。盗む。裏切る。
相手を「下」に見て、マウンティングしてくる
不幸自慢をして、悲劇のヒーロー・ヒロインをアピールする
いい人・被害者のふりをする
〜なぜフレネミーになるのか?〜
見栄っ張りだから
嫉妬深いから
本当の友達がいないから
プライドが高いから
〜ターゲットにされやすい人〜
人気者
やさしくて聞き上手
仕事や勉強ができる
友達が多い
人の意見に同意しやすい
幸せそう
自己主張をあまりしない
手が届きそう
〜対処法〜
プライベートな話をしない
何があっても動揺せず、騒ぎ立てない
信頼できる人に助けを求める
二人きりにならない
愚痴や悩みを言わない
とりあえず褒めておく
話を鵜呑みにしないで聞き流す
接する機会を減らす
自分の大切な人を会わせない
自慢話をしない
「味方かな?」と思って油断をすると自分を裏切るので、いつもフレネミーに気を使ってしまい、エネルギーを消耗してしまい、ストレスがたまるという悪循環が起こるといいます。でも、周りにいるフレネミーとの関係を切っても切っても新しいフレネミーが現れるでしょうから、私は自分も周りの人もフレネミーにさせないように、いつも周りの人とフレネミーについて話して、「フレネミーって怖いね!」などと言いながら、相手にも自分にも釘を刺して、意識を止めないことが大事なんじゃないかと思っています。