「外国人に日本語を教えてどうするの?」と言う人がけっこういます。「悪いことしかしないでしょ?」なんて酷いことを言う人もいますが、もうすでに相当助けてもらっていると思います。少子高齢社会ですから、私たちは、もっと外国の方に感謝しながら生きていっても良いのではないかと思います。
でも、感謝するって難しいですよね!福島が作った電気を使っている東京都民は、福島に感謝してくれているでしょうか。色盲メガネをかけた瞬間、うれし涙を流す人がいますが、私たちはどんな色を見ても泣きませんよね。当たり前ですから。
いま、家庭まち創り産学官協創ラボの理事をさせていただいているのですが、「え?日本語教育と子育てになんの関係があるの?」と不思議に思う方がいらっしゃるかもしれません。
外国人に日本語を教える⇨その外国人が日本で生活して、結婚、出産、子育てを始める⇨子どもたちが日本の幼稚園、小学校に通い出す。
10数年後は上記のような流れになるでしょう。いま、本気で取り組めば、東北の被災地の復興につながるかもしれません。
明日、『eラーニングアワード 2021 フォーラム』に登壇します。
オンライン授業によって、きれい発音、美しい声で、相手の気持ちを考えながら言葉選びをして、やさしい声をだし、やさしい息づかいを意識しながら日本語を話す外国人を育てていきたいと思っています。また、同じ気持ち、同じスキルを持つ仲間と一緒に、明るい未来を見ながら、政治家にいろんな責任をなすりつけるのではなく、自分たちでできることを見つけて、昨日より少しだけ素敵な社会を作って行きたいと思います。