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東京中央日本語学院模擬授業

模擬授業をしてきました。そのあと懇親会が終わり、ホテルに戻ったら12時を過ぎていました。人生がかわるんじゃないか?と思えるような4時間でした。今日の講演会もがんばります。

さて、相手の問題点を指摘するのも批判するのも、小学一年生の教室でもよく見られる光景ですから、大の大人が偉そうに誰かを批判する姿は、周りまで恥ずかしくします。どんな立場の人でも「自分のようなものが指摘をするのは恐縮ですが…」という慎ましい態度をとらないと、周りをドン引きさせてしまいます。

相手が「指摘してください」と求めてくる場合もあります。あるいは10%から20%の割合で指摘しないとバランスが狂ってしまう場合は、相手が傷つかないように、丁寧に丁重に、遠回しに、高くやさしい声で、話すスピードをゆるめ、雰囲気を変えて、相手の表情の変化に気をつけながら相手の問題点をほんの少しだけ指摘するスキルを、自分も身につけたいですし、教え子たちにも身につけてもらたいです。

自分には実力、能力があると勘違いしている人は、周りがバカに見えるので、うまくできなかった人を見て、偉そうに「バカをなおしてやろうか」と本気で考え、感情的に相手を叱りつけます。人間関係の破綻は「自分は実力があるから、あるいは地位が高いから、これくらいの甘えは許されるだろう」といういやらしい考えが顔に出て、相手をむかつかせるところから始まります。それは、成金が「金を払ってやってるんだから、それぐらいやれよ、バカ」という傲慢な態度や表情が出たときに、一気に落ちてゆくパターンと似ています。

もちろん、教師は学生以上に、気づかいや心配りが必要で、学生の発言の中から秀でたところを瞬時に3つ見つけ、20秒で100字以上のポジティブフィードバックをすることを、授業だけでなく、日常的に意識してやることが大事ですし、学生たちのやる気を促進するトレーニングを次々と発案して、その場ですぐ実行する実行力も行動量も大切ですが、やっぱりコミュニケーション力を身につけたいです。

以下は、コミュニケーション力の乏しい人の特徴です。教え子たちから「まさに学校の先生の特徴だ」「彼氏の特徴だ。いや、彼女の特徴だ」などという意見が出ました。わたしも教師の仕事をしているので、以下の問題点に気をつけたいと思います。

1. 適切なタイミングで返信しない(レスポンスが遅い)
2. 他人の話を中断して自分の話をする。
3. 聞き手の意見や感情を無視する。
4. 非言語コミュニケーションが不足している。
5. 話題を常に自分のことに戻す。
6. 他人の視点を理解しようとしない。
7. 意見の相違に対して攻撃的に反応する。
8. 過度な自己中心的な態度を持つ。
9. 会話を支配しようとする。
10. 無関心であるように見える。
11. 聞き手の話に対して適切な反応を示さない。
12. 誤解を解消するための質問をしない。
13. 目を合わせずに話す。
14. 身振りや表情を適切に使わない。
15. よく話すが、内容が浅い。
16. 聞き手の話を遮る。
17. 聞き手を尊重しない。
18. 他人の感情に共感しない。
19. 聞き手の意見を尊重しない。
20. 会話を深める努力をしない。

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