成田空港に着きました。
今朝、娘を児童館に送ったとき「行ってらっしゃい。今日も頑張ってね」と声をかけたのですが、後ろを振り向いてくれませんでした。また、息子が母と一緒に駅まで見送りに来てくれたのですが、息子も浮かない顔でした。
もともと、たまに家にいるときにやさしいパパを演じる気楽な父親でしたが、やさしいパパが子育てに向き合うのはかなりの技術と体力と精神力が必要でした。
でも、勉強にもスポーツにも戦術があるように、子育てにも秘訣があるだろうと思い、YouTubeで子育て専門家を探してみました。そのまま使えるコツ、他人の真似をするだけで使えるコツ、ひとひねり加えるだけで使えるコツがあって、10回のうち9回は、気合いを入れなくても子どもたちをやる気にさせることができて、10回に1回だけ気合いを入れれば良いので、過干渉になりません。
でも、なにごとにも裏表があるように、デメリットもありました。読み聞かせ会が終わってクラスの男子たちがパパに群がるのを娘は良しとしませんでしたし、パパがひとりでどこかに行くことにうちの子どもたちは関心を持ちません。ここはとくに気をつけて、説明機会を作る必要があると思いました。「隙を見せない」というのは、きっとそういうことなのだろうと思います。今回は、出発前に準備に追われてしまい、子どもたちに充分な説明をしませんでした。無条件に理解してもらえるなんてことはありませんよね。「パパは、頑張って勉強している学生や、頑張って教えている先生たちに喜んでもらえるように頑張ってくるよ」という話は、「しなくてもわかるでしょ?」と思ってしまいがちです。「以前にも説明したことかあるだろう?」と思っても、人は聞いた話を忘れてしまう生き物ですから、言い続けなければいけませんよね。
なにはともあれ、4年ぶりの海外です。これだけブランクがあくと過去の経験なんてほとんど意味をなしませんので、内心ヒヤヒヤです。何度もカバンの中のパスポートやスマホを確認しました。とにかく、余裕のあるふりをしなから乗り越えたいと思います。