日中友好50周年イベント第8弾として、安徽省合肥学院の学生たちと、100名以上の先生方、中にはすごく有名な先生もいらっしゃり、そのような中で、模擬授業をしました。
日曜夜に熱心にご参加いただけたことは本当にありがたく、このイベントを企画された戸田先生もお忙しい中、毎回参加者のみなさんをグイグイ引っ張ってくださいました。恵まれた環境にいることをもっと意識しなければまずいと思いました。先週に引き続き、今週も学生たちに恵まれました。
中国人学生の対応の素晴らしさに驚かれる日本人の先生がたくさんいます。「どこかで聞いた中国人学生に関する悪いうわさ話を、自分はすっかりうのみにしていたことに気づいて反省しました」と話される方もいました。そういえば、数年前に同級生から「日本人が中国へ行くと、殴られて、財布をすられて、拉致されるだろう?」などと、冗談か本気かわからない表情で言われました。私たちは、見たこともないのに、どこかで聞いたネガティブな情報を、事実であると信じてしまうところがあるのかもしれません。でも、私にもそういうところがあるので、友人を責めるわけにはいかないと思いました。
実は、私がブラジルへ行く前は、ブラジルの空港に着いた瞬間に蚊の大群に襲われ、デング熱に感染し、数日で死ぬかもしれないと本気で心配しました。そこで、露出した肌には虫除けクリームを十分に塗って10日ほど過ごしたのですが、結局蚊1匹見かけることがなく、最終日に現地の日本語の先生に、自分がデング熱やマラリアなどを恐れていたことを伝えました。すると「ああ、アマゾンの奥まで行くと、感染するおそれがあるけど、街中では大丈夫よ」と話してくれました。
実際に自分の目で見なければわからないというのが、教訓というか、大事なときに効いてくるところだと思います。
話がかなり飛んでしまいましたが、今夜もたくさんの先生方に中国人学生の良いところを見ていただけたので、こっそり喜んでいました。