イベント情報

広島大学セミナー

このたび、迫田久美子先生という著名な先生から、光栄にもご指名いただき、広島大学でセミナー講師を担当させていただくことになりました。当日は文部科学省の方も嶋田和子先生もいらっしゃると伺っております。

今回「主体的に学習に取り組む態度」を実践する予定です。学習者の発音、文法、語彙、流暢さ、内容をより良くしていくためには、日本語教師の指導力だけでなく、教室全体の「聞き方」の訓練が欠かせません。

たとえば、学習者が話している時に、間違いを見つけても険しい表情を見せず、最後まで笑顔で大きくうなずく。センテンスごとに小さな拍手をし、発表や発言が終わったら大きな拍手を送る。そして、教師だけでなく学習者同士が必ず三つのポジティブ・フィードバックを伝える。こうした安心できる環境があって初めて、学習者は自分から話し、挑戦しようという気持ちになります。今回のセミナーでは、その空気づくりを参加者の皆さま全員に実際に体験していただきたいと思っています。

もちろん、できているか、できていないかを判定することも大切です。会社での報連相も同じです。まずは報連相ができること。その次に、表情や声の出し方、話すスピードなどで、上司や先輩を安心させる報連相ができること。そして相手に好感を持っていただける報連相ができること。この段階まで訓練すると、職場の人間関係も変わってきます。

しかし、日本語教師自身がそのような訓練を受けていなければ、「報連相はすればよい」「返信は必要な時だけすればよい」と考えてしまいがちです。教え子からのメッセージにも、忙しさを理由に返信が遅れたり、つい返さないままになったりすることがあります。迅速な対応は大事ですよね。

ですから、まず私たち日本語教師が、相手を安心させ、相手に好感を持っていただける関わり方を意識的に始める必要があると思います。日本語教師の聞き方、返し方、受け止め方が変わることで、学習者の「主体的に学習に取り組む態度」は、少しずつですが、確実に育っていくと思います。

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