小学校教育研究会の先生方を対象に、講演会とワークショップをしてきます。
テーマの一つは、文部科学省が掲げる「主体的・対話的で深い学び」です。教え子からは、よく「先生は昔から、授業で実現していましたね」と言われます。
しかし、帰国してからは、多くの先生方から、「主体的な学びなど、実際の教室では難しいし、どこも本当は実現できていない」という声も聞きます。
ワークショップを体験していただくと、「自分が考えていたものとは違っていて、目から鱗が落ちました」と毎回言われます。
主体的な学びとは、教師が何も教えず、子どもたちに自由に任せることではなくて、対話的な学びも、ただグループを作って話し合わせることでもありません。
安心して話せる型を用意して、最後まで聞いてもらえる環境をつくって、笑顔やうなずき、拍手によって、互いの考えを受け止める。教師が細やかに舞台作りをすると、子どもたちは自分の言葉で話し始めます。
主体性は、命令して生まれるものではなく、「自分の言葉が誰かに届いた」「もう一度話してみたい」という毎日の何百回もの経験の中から育ちます。
今回は、先生方ご自身にも「主体的・対話的で深い学び」を体験していただいて、子どもたちだけでなく、先生方が笑顔になって、幸せが感じられる時間にしたいと思います。