イベント情報

アンコールワット国際日本語教育セミナー

アンコールワットで基調講演を担当します。カンボジア訪問は10年ぶり2回目で、前回はプノンペンでした。
アンコールワットには、鬼先生という女性の先生がいらっしゃいます。アンコールワットで日本語関連のお仕事をされている方は、鬼先生を「お母さん」と呼んでいるそうです。この街のお母さまから、光栄にもお声がけいただきました。
高校・大学時代は、他のクラスメイトたちと同様、ネイティブの日本語を使っていた自分を思うと、とても不思議に思います。「いい感じにやっといて」「ほどほどにお願いね」「あとはよろしく」「行けたら行くね」「いい塩梅でお願い」「そのへんは任せた」なんて、今じゃ言えません。でも、当時は、思うがまま言葉にしていました。売れない芸人時代、普通に使っていた専門用語「ハコ」「板付き」「袖」なんて、今じゃ使えません。
流れてくる英語アプリのショート動画を見ていると、ネイティブの発音、ネイティブの言い方がもてはやされているように感じますが、わからない、できないなら、仲間はずれにされてしまいそうで怖いです。正直に言うと、自分もそこを目指してやっていた時期があって、その時は、自分でも意地悪で嫌な奴だなと思ってやめました。その後、教え子たちにわかってもらえる日本語を使うようになって、教え子たちが安心して返せる空気作りをして、教え子たちが「通じた」と感じる瞬間を大切にしてきました。30代の頃、自分でもダサい日本語を使っていると自覚していましたが、通じる日本語を大切にしました。そういう視点から言うと、ネイティブの日本語は、どこか掴みどころがなくて、少々わかりづらいかもしれません。カンボジアでは、わかりやすい日本語、自分の言葉で話せる日本語を目指したワークショップや講演会を行いたいと思います。
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