先日海外の大学生にプレゼンをした広野小学校の子どもたちに表現指導をしなかった理由は、子供にしか描けない絵があるように、子供にしかできない表現があって、それを消すのはもったいないと思ったからです。ある声優さんが動画を見てくださったのですが、「役作りをしない良さ」を指摘されていました。発表内容は、福島県の高校生による10分間のプレゼン大会を何度も見て参考にしていました。
ゆたぼんさんような表現も一つですが、大学生になるまでは、表現力を身につけるより先に、燃えるほど好きなものを見つけて、飽きるまでやり尽くし、飽きたらまた新しい課題を探す癖をつけてもらいたいです。確かに、飽きたらいけないという空気も感じられますが、飽きたらやめて、やりたくなったらまた戻れば良いと思っています。でも、一度やめたら戻ってくるな!と言われるかもしれないので、「安西先生、バスケがしたいです」と泣きながら嘆願するくらいの度胸は必要かもしれません。
ところで、この町には中高一貫の県立学校があって、息子も来年受験したいそうです。今年は6年生の半数近くが受験して、ほとんどが合格したそうですが、息子は落ちることをひどく恐れていたので、「落ちても気にするな。その時は、ブルーロック(サッカー漫画)の潔(主人公)ように、化学反応を起こせ!」と話したところ、「そうだね」との返事。週末、息子が突然「ふたば未来中学受験クラブを創る!」と言い出し、クラスメイトに「放課後一緒に勉強しよう」と誘ったところ、二人が同意してくれたそうです。受験クラブを作ることは、受験で合格するより良いことだと思います。それで不合格だったら、お笑いとしては満点なのですが。
最後になりますが、広野町で恐竜&アートのイベントがありました。子どもたちがたくさん集まって楽器を作ったり演奏したりしていましたが、うちの子どもたちも「パパ、こっち見て!」などとも言わず、何時間も夢中になっていました。今回のイベントは無料でしたが、毎週近くで無料のイベントがあるので、ただただ素晴らしいなって思います。なぜなら、中国にいた頃は、週末、何をやっても1万円くらいはかかっていたからです。中国のママ友にこのことを話したら、きっと羨ましがるだろうと思います。