コラムを掲載させていただいてから変化した点はふたつあります。
ひとつは、この夏、中国人学生を募って、福島ツアーを実施したのがきっかけで、最近、原発関連の記事が中国政府系メディアにたくさん出てきたことです。核廃水の海洋放出に反対していたこれまでの中国の報道に変化が起きました。核廃水でも汚染水でもない処理水を海洋放出することを、教え子たちが初めて知り、そのことについてスピーチしてくれました。ALPS処理水の海洋放出が安全だと科学がいうなら、私たちは科学を信じるしかないと思います。海洋放出が問題ないと証明されれば、福島の未来が明るいものになると思います。それが、中国における東日本の食品の輸入解禁につながることを願っています。
次に、ひろの未来スピーチ部を立ち上げたことです。この試みは小さなものですが、可能性を感じています。いまは広野町の子どもたちだけにスピーチ指導をしていますが、隣の町にも声をかけて、オンラインスピーチ大会や、楽しくて役に立つ大会をこれからたくさん開催していきたいと思います。