モノマネ芸人が福山雅治さんのモノマネをするときには、口の形を「お」にしたまま話し、歌います。長渕剛さんの歌をモノマネするときには、口の形を「う」にしたまま歌いますが、「きつい発音を消したい!」「美しい発音で日本語を話したい!」と願う中国人学習者には、口の形を「い」にしたまま話し続けてもらいたいです。はじめのひと月は慣れないため、無理矢理口を横に引っ張り、少々不自然な表情になってしまいます。しかし、この練習の経験者の話によると、それは歯の矯正をしたばかりの時と似ているそうです。歯の矯正をしたばかりの頃はおしゃべりがしづらいそうです。でも、矯正が終わる頃には、ビッグスマイルを見せながら話せるそうです。これまで受験第一で生きてきて、人と表情豊かに話すことが大事だなんて考えたこともなかった中国の大学生たちにとって、これは衝撃的な練習ですが、入門の段階でこの練習をした学生としない学生では、好感度に差がでます。
ちなみに、サムネイルの写真は、クロちゃんの真似をしています(笑)