イベント情報

【くろしおスタジオ・スピーチライブ】

モノマネ芸人が福山雅治さんのモノマネをするときには、口の形を「お」にしたまま話し、歌います。長渕剛さんの歌をモノマネするときには、口の形を「う」にしたまま歌いますが、「きつい発音を消したい!」「美しい発音で日本語を話したい!」と願う中国人学習者には、口の形を「い」にしたまま話し続けてもらいたいです。はじめのひと月は慣れないため、無理矢理口を横に引っ張り、少々不自然な表情になってしまいます。しかし、この練習の経験者の話によると、それは歯の矯正をしたばかりの時と似ているそうです。歯の矯正をしたばかりの頃はおしゃべりがしづらいそうです。でも、矯正が終わる頃には、ビッグスマイルを見せながら話せるそうです。これまで受験第一で生きてきて、人と表情豊かに話すことが大事だなんて考えたこともなかった中国の大学生たちにとって、これは衝撃的な練習ですが、入門の段階でこの練習をした学生としない学生では、好感度に差がでます。
学習歴と関係なく、「ああ、あの学生は自信を持って生きているな」と感じることがあります。学習歴3日の学生が学習歴20年のベテラン教師より良い表情で話している場面をよく見かけますが、外国語学習でもう一人の自分を創ることができるので、母語でうまく表現できなかった学習者にとって、新しい言語を学ぶことは、キラキラ輝く自分を創るチャンスが到来したともいえますので、無表情のまま口をパクパク大きく開け閉めして話し、相手を無意識に威圧するのをやめて、ビッグスマイルで美しい日本語の発音をマスターして、相手に好感を与えながら話してもらいたいです!頑張りましょう!
ちなみに、サムネイルの写真は、クロちゃんの真似をしています(笑)

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