イベント情報

OIKAWAアプローチ日本語教師研修②

子どもの頃から、授業中に「正しさ」を求められてきました。間違えたら直される。間違えた人が笑われる。正しい答えを出した人だけが評価される。テレビ番組でも、間違えた人が笑われる空気は今もあまり変わっていないように感じます。

授業でそれをやったら、できる人だけが残り、できない人は黙ってしまいました。「間違えたくない」「恥ずかしい」「話すのが怖い」と思って、発話が止まりました。

そこで、正しさに到達する順番を変えました。まず、安心して話せる場をつくって、否定せずに聞く。小さな挑戦を認める。できた瞬間を一緒に喜ぶ。すると、最初は自信のなかった学習者たちも、少しずつ話し始めました。話す量が増えて、「型」を使ったら、誰でも自分の考えを整理できるようになりました。自信が生まれ、学びに向かう力も高まりました。年2回の大事な筆記試験では、満点か満点に近い点数を取るようになりました。

正しさを入口にすると、できる人だけが残りますが、安心感を入口にすると、できない人も伸び始め、伸び始めた人は、やがて正しさに到達します。ですから、最初から正しさを急がせるのではなく、安心して挑戦できる場をつくることを大切にしています。

シェアする