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嘘くさいところが、褒め言葉の欠点かもしれません。だから、私たちは積極的に褒め言葉を覚えようとしないのかもしれません。私たちは言葉の先生なのに、びっくりするほど、褒め言葉だけは知りません。

ＬＡでのセミナーでは、下の立場の人が上の立場の人を、失礼にならないように褒める言い方、先生が学生を褒める時の言い方をたくさんご紹介しました。

無限にあるポジティブな言葉の中からなら何を言っても良いと思います。迷いがないときは、言葉に力が増します。

以前、中学校の先生から聞いた話しですが、良い先生とは、生徒の能力や存在を認める先生で、うまくいかないときに、励まして、自信を持たせてくれる先生なのだそうです。今回ご紹介したのは、少しずつ集めてきた『褒め言葉集』で、その中には、褒め言葉だけでなく、相手の変化に気づいたときの言い方や、相手を上手に励ますときの言い方もあります。そして、生徒たちにとって良くない先生とは、どんなに頑張っても、その努力や頑張りを認めず、存在自体も認めず、なんなら、自分に無関心な先生で、普段から重箱の隅をつついて、粗探しをして、もしうまくいかなかったら、ここぞとばかり厳しく指摘して、やる気をなくさせる先生なのだそうです。

学生たちの発音が良くなるように指導したり、話せない学生を話せるようにサポートしたり、緊張で震える学生に、堂々とした態度で発表するサポートをしたりするには、ある程度、技術や経験が必要かもしれませんが、技術や経験がなくても、自分が良い先生になるだけで、学生たちは、４年間、自分たちの力で頑張ることができますし、ある程度、結果も残せると思います。

技術はご縁なので、良い先生になれば、あらゆる分野から無限のヒントが得られますから、まずは良い先生になることから始めたいです。そして、良い先生でい続けたいです。

ＬＡでは、「ポジティブな言葉を使いましょう！」というお話しをしました。