
今回の半年間の研修では、何人もの先生が、「笈川先生は、なぜダメ出しをしないのですか?私は以前の研修で、ダメ出しばかり受け、何度も心が折れました。」とおっしゃっていました。
ただ、「日本語を好きになってもらいたい」と願い、ラグビー日本代表のように「仲間を信じ合い、支え合える存在になってほしい」と多くの学習者や多くの先生方に願うなら、ミスをフォローし合いながら一緒に前に進んでいけるポジティブフィードバック文化が合っているような気もします。だからといって、自分が完璧にできているわけではなくて、配慮の足りない部分をいつも誰かにフォローしてもらっているのですが

どんな分野にも、その土地や場にふさわしいやり方があって、すべてに当てはまる正解はないと思いますし、「みんなで一緒に楽しくやって、みんなでどんどん上達していく」より、「自分のペースで静かに学びたい」という人もいるでしょうし、誰だって、そういうときがあると思いますから、無理に押し付けられません。
なかなか正解に辿り着けず、気合いを入れて、勇気を出して挑戦する日々。パプアニューギニアに着きました。全身全霊で、ポジティブフィードバックの力を届けてきます。