イベント情報

🇲🇾マラヤ大学講演会

🇲🇾マラヤ大学で模擬授業をしてきます。

大学ランキングの上位校が多く、マレーシアは、優秀な学生が多い印象です。

模擬授業は、指導スキル(技術)をストレートに出してしまうので、20年前は、後で説明するのが大変だという理由で、得意ではなかったのですが、多くの方に見ていただき、いろいろ質問を受けているうちに、無意識で、感覚だけでやっていたことを、言葉にして、説明できるようになりました。

最近、見学される先生方にわかってもらえる模擬授業ができるようになりました。それは、プロフェッショナルな、職人気質の技術ではありませんが、薬のように、技術を粉末状にして、見学される先生方にお出しできるようになりました。

10年前は、それができず、だからこそ、やさしさでオブラートを作って、技術を包み込んでお出ししていましたが、それでも技術が重すぎて、なかなか受け入れてもらえませんでした。

最近は、やさしさも粉末状にして、粉末状にした技術とかき混ぜて処方できるようになりました。

技術をお出しする→受け入れてもらえない。→やさしさオブラートで技術を包んでお出しする。(2014年、峯松先生のセミナーでご紹介した頃)→技術を粉末状にしてお出しする→評判が良くなった。→やさしさを粉末状して、粉末状にした技術とかき混ぜてお出しする→いまのところ、これが完成形?

20年前は、教え子たちが精神論で上達していたと、多くの方から誤解されていました。今思えば、無意識のうちに、心と技術を粉末状にして、学生に出していたのだと思います。ところが、学生への指導と、指導者への指導は、まったく違うものだと、勝手に思っていました。理由は、指導者に指導する場合、「かいつまんで説明して欲しい」と言われるからです。その結果、技術をオブラートで包むやり方を見つけました。でも、最終的には、学生に対してやっていた、ぜんぶを粉末状にするやり方が、教師研修にも通用することが、後々になってわかりました。

以前はなかなか受け入れてもらえなかった模擬授業が、いまは、国内外を問わず、受け入れてもらえるようになったのは、学生が上達するポイント、タイミングをわかりやすい言葉で説明できるようになったことと、説明しなくても、ある程度わかってもらえるやり方に切り替えられたからだと思います。

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