イベント情報

９月１日に発表会をします。

先日の研修会のまとめを日曜日に行います。発表者の皆さんは上手に発表すると思いますが、理由は、読む→覚える→表現するという手順を踏んでいるからです。ビフォーアフターを見たらびっくりされますが、プロセスを見たら、驚くことはないと思います。流暢に音読できたら、それを暗記して、音読と同じようにスピーチできます。即興スピーチで音読と同じレベルに達するためには、長い年月をかけるか、特別な訓練をするかどちらかをする必要があります。

以下は音読の手順と暗記の手順です。とりあえず、この手順でやると、そばに教師がいなくてもある程度仕上げてくれるので、その後、コンテストがあるなら、指導教師の負担はかなり減るので、同時に複数名の指導ができます。

音読の手順
① 教師が読んで適切な時間を決め、学生は適切な時間内に読む練習をする。
② ひとつのセンテンスを10回音読する
③ 流暢に読めるように、文節で区切らず、息が続くまで読み続ける練習をする　
④ 録音して自分の声を聞く
⑤ 語気をやわらげて音読する
⑥ 下顎に手を当てて、下顎を固定して「あかさたな、はまやらわ」を発音するときに、口を開き過ぎないように気をつけて音読する

流暢に読めるようになったら暗記を始める

① グラウンドの周りをゆっくり歩きながらリズムよく声に出す　
② 一文一文を何度も繰り返し声に出して暗記する
③ 暗記の途中、流暢に言えなかった部分だけ集中して練習する
④ 暗記ができたら、鏡の前に立って練習する
⑤ 表情を豊かにするため、眉を上げ下げし、目を大きく見開いてスピーチする
⑥ できる限り、瞬きをしないように意識する。目標は１分間で３回まで。
⑦ 内容に合った表情を意識する。
⑧ セリフを、文字ではなく、絵や写真に置き換え、それをイメージしながらスピーチする
⑨ 時々、ジェスチャーを交える
⑩ ビデオ撮影をして、自分のスピーチを見る。

以上が、音読から暗記までのプロセスです。

このプロセスを終えた学生のスピーチを見て、「あれれ？無表情？」と思ったら、「鏡を見ながら、笑顔でスピーチしてきてください」と言えますし、緊張のせいで、瞬きが多くなっていれば、「目力を発揮しよう！３分間、瞬きをしないでスピーチして！」と言えます。「ここは、もう少しやさしく」「ここは、もう少しゆっくり」「ここはもう少しまを開けて！」などという指示を、指揮者のように提示すると、学生たちは、楽器を奏でるように、楽しそうに試してくれるので、対面での指導は楽しいですし、自主練の時、こちらが提示したプロセス以上に細かいテクニックを使いこなす学生が出てくるのも楽しいことです。

９月１日（日）日本時間１０時スタートの発表会では、対面での指導はありませんが、プロセスを意識した自主練をしてもらっています。本番は、４０分くらいで終わりますが、興味をお持ちの方は、メッセンジャーでご連絡ください。ズームリンクをお伝えします。