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韓国セミナー

私たち教師や親、上司は、延々と説教をします。子どもたちや部下は静かにうつむき、話を聞いてくれているように見えますが、本当は聞いていません。

専門家(心理学や脳科学の先生)によると、人間の脳は「5分以上の言葉情報」を処理するのが苦手で、感情的な内容や圧力のある言葉が続くと、脳がフリーズして、シャットダウンを起こし、頭も心も凍りつき、反応できなくなるそうです。

それでも、私たちは長々と、意気揚々と説教し続けます。それはなぜかというと、「自分は正しいことを、お前に言ってやってるぞ!あはは、ありがたく思えよ!」といった満足感が生まれ、「あいつら、黙って聞いているぜ。やった!反省してやがるぜ!」といった勘違い、誤った安心感の中にいるからだそうです。

説教が長引けば長引くほど、子どもたちも部下も、自分で考える力、選ぶ力が失われていき、「もう、どうでもいいや」と思ってしまうそうです。

かつて、「こいつには、つける薬がない」と言われた若者たちがいますが、実は、心の奥で叫びたくなるほどの苦しみに耐えていたのだとしたら…。たぶん、私たちはその心の声を、無視し続けてきたのでしょう。

明るい未来を担う若者たちのそばにいる私たちがなすべきことは、「短くて温かい対話」だと思います。

ただ、若者たちも、いちいち上に対して口答えばかりしていたら、毎日30分説教され、1週間後には病院送りにされてしまうかもしれません。そこでひとつ。高校球児時代に教えてもらいましたが、すぐ頭を下げ、「すみませんでした」「いつもご指導ありがとうございます」「これからも厳しいご指導をよろしくお願い致します」と、誠実&良く通る声で言って、誠意を見せ、親や教師や上司の説教を30秒で終わらせることも大事だと思います。誰にだって、もっと他にやらなければいけないことが山ほどあるはずですから。

ところで、韓国研修の日程が近づいてきました。気合いを入れて行ってきます。

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