今夜は遅い時間に『褒め言葉と面接対策』のセミナーを開催しました。戸田先生の企画で、これまで音声講座を受講してくださった先生が直前セミナーのたびに、ビデオレターで感想を話してくださり、セミナー中に生の声でコースを紹介してくださっています。音声指導講座は、一人でも多くの先生に受講していただきたいコースです。
私たちが受けてきた学校での授業もそうでしたし、今でも多くの教室では挙手した生徒しか発言機会がないそうです。それでは、突然指名された生徒は緊張して、しどろもどろになってしまい、次から指名されないことだけを祈るのも仕方がありません。
誰が指名されても堂々と発言できる授業にするには特別な方法があります。もし、その説明を聞かないまま私の授業を見学したら、「魔法だ!」と思われるかもしれませんが、とても簡単で特別なマニュアル(学生たちはレシピと呼びます)があって、そのマニュアルに慣れてくれば、どの先生も自分の個性が発揮できるようになります。実際に学生を前に、マニュアル通りに授業をしながら、その様子をビデオ撮影してもらっています。私は先生方の授業の動画を見ながらフィードバックしますが、それは上から目線ではなく、仲間からのフィードバックです。ベテランの先生までもが、「これまでこのようなフィードバックを受けたことがない」とおっしゃいますが、フィードバックの本来の目的は、相手の心を踏みにじったり、マウントをとったりすることではないはずです。
私が新米教師だった頃、同僚だったベテランの先生がちょくちょく見学に来てくださったのですが、粗が多く、とても人様に見せられるものではなかった私の授業の感想を、毎回A4サイズ3ページほど、褒め言葉がびっしりと書かれてありました。「わ!これが本当のフィードバックか!」と思いました。幸運にも私は二年間そのような経験をしたので、自分のどこが良いか、以前よりどこが改善できたか、どんなポイントで授業を進めているかなどを言語化できるようになりました。多分、その二年間だけで、十倍以上?百倍以上?の成功体験をさせていただいたと思っています。
音声講座は音声を教えるだけの講座ではありません。教師も学生も自信が持てて、キラキラ輝くための講座です。成功体験をたくさん積んだら成功にあぐらをかいてしまうこともあるでしょう。でも、それはハシカみたいなもので、誰もが通る道、気にする必要はありません。「まずい!」と気がついた時、貪欲にスキルを磨き始めれば良いだけです!一緒に頑張ってみませんか?