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第4回 スピーチ交流会

相手が不快にならない言い方とやさしい声。誰に対しても温かい気持ちで丁寧に接していたら、家でも学校でも会社でも、問題が起こりにくくなるかもしれません。しかし、私たちは言ってはいけないことをつい口にしてしまい、出してはいけない感情を出してしまうことがあります。偉そうに書いてしまいましたが、わたしも『うつ病の人に言ってはいけないセリフ・ベスト30』を見て、冷や汗が出てしまいました。まずは、以下の10選をご覧ください。

1. 「ただ悲しい気分なだけでしょ?」
2. 「どうしてそんなに悲しいの?」
3. 「強くなれば治るよ!」
4. 「明日はきっと晴れるから大丈夫だよ!」
5. 「もっと辛い人もいるんだから、そんなに落ち込まないで!」
6. 「元気出して笑顔を見せて!」
7. 「うつ病は気の持ちようで治るでしょ?」
8. 「何で医者に行かないの?」
9. 「自分でどうにかできないの?」
10. 「うつ病の人は仕事ができないらしいよ!」

以下は適切な声がけの例です。

1. 理解と共感を示す: 「辛い時期を過ごしているんだね。私はいつでも話を聞いているから、話したいことがあればいつでも話してほしいよ!」
2. 励ましの言葉: 「君の気持ちは大切だよ。ゆっくりと回復することができると信じているよ!」
3. 無理せず休息を促す: 「自分を無理に追い詰めなくてもいいんだよ。今はゆっくり休んでリラックスする時間を大切にしようね!」
4. 支援を提供する: 「もし何か手伝えることがあれば教えてほしい。例えば、買い物に行く代わりに何か買ってきたり、予定を組んでくれることもできるよ!」
5. 孤立感を払拭する: 「一人じゃないよ。いつでもそばにいてあげるから、一緒に過ごすこともできるし、一緒に外出することもできるよ!」

どう言えば良いのかを小学生と外国人のお兄さんお姉さんと一緒に学んで、それから討論会をしました。以前は、いまよりパワハラ、マウントはひどかったですが、日本経済もみんなも元気で、悔しさをバネにするだけのパワーもあったように思います。帰国してから、パワハラ、マウントが減ったと同時に、人のパワーも減って、おとなしくなったようにも感じます。たぶん、相手とバチバチやらずに、「あいつは変なヤツだから、近づかない方が良い!」という考えが浸透して、距離を置くようになったのでしょう。

家や学校や会社で、ぬくもりのある話し方を学びたいです。親も先生もクラスメイトも社員もぬくもりのある話し方を覚えたら、きっと、教師間、生徒間、社内でのいじめ、大人のいじめもなくなるでしょう。日本がもっと住みやすいところになれば良いなと思います。

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