国際化を目指している福島大学では、「英語が話せれば国際化」という風潮に疑問を感じているそうです。
スピーチを覚えたら、英語スピーチも中国語スピーチも、なに語でもスピーチができるようになるから、スピーチをマスターすれば良いのになといつも思っています。
学生ユーチューバーも長く続けているうちに、自然とスピーチ力がついてくるし、舞台を自分で作ったら、誰かが教えなくてもスピーチができるようになります。
ただ、若くしてスピーチ力が身についたら、生意気になって、スピーチ力のない大人をバカにしはじめてもおかしくありません。
若い時に「出る杭は打たれる」のは、生意気で、態度が悪いからだと思います。立場が上の人なら、偉そうで、いつも下の立場の人間をからかったり、いじったり、冷やかしたりして、相手を小バカにしていることが、表情ひとつ、目配せひとつで、相手にバレてしまうから、問題が起きたときに、誰もフォローしてくれなくなるのだと思います。
イチローさんは、「出過ぎた杭は打たれない」とおっしゃいましたが、出る杭になっても打たれない人のほうが、いまも昔も圧倒的に多いです。
説教は5秒、長くても30秒以内、偉そうにせず、いつも周りを励まし、他人をからかって笑いを取ることも、相手を下げることもせず、手柄を自分のものにしない上司、いってみれば、ケチじゃない上司は、足を引っ張られにくいですし、たとえ人に騙されたり、裏切られたりしても、動揺せず、相変わらず、周りを励まし続け、手柄を自分のものにしないなら、困ったときに、仲間がフォローしてくれるので、足を引っ張られたときのダメージも最小限で済みます。
出る杭になる覚悟というのは、常に周りを励まし、ポジティブモンスター、コミュ力おばけになる覚悟なのかもしれません