中国・四国講演ツアーの最終日は、県立広島大学での模擬授業でした。約40名の留学生の皆さんに加え、中石先生のお弟子さんや多くの先生方にもご参加いただきました。
学習者主体の授業を実現する鍵は、私たち教師が「主役の座」を常に他人に譲ることだと感じています。
そのために日常からできる最良の訓練は、誰かと話すとき、常に相手を主人公にして、真顔で評価するのではなく、笑顔で耳を傾け、途中で遮らず、うなずきながら最後まで聞き、相手が「もっと話したい」と思えるような質問を丁寧に重ねていくこと。そのスキルを磨くことで教室の安心感が育ち、学習者の言葉を引き出せるようになるのだと思います。
振り返れば、自分ばかり話してしまったり、険しい表情で相手の言葉を否定しながら自分の正しさを主張してしまったりして、人の話を笑顔で受け止めることができていなかったと反省しています。
学習者主体の授業は、教師自身が日々の人間関係の中で、相手を尊重し、相手を主役として迎えるところから始まるのだと思います。これからも、学習者が安心して話し、目を輝かせながら自分の言葉を届けられる教室を目指して、学び続けます。