昨日、はじめて目白大学を訪問しました。
ある学生から「どうしたら今日みたいに、先生の話に集中できますか?」と聞かれました。
たぶんですけど、学生の名前を覚えて、名前を呼びながら話を進めていくと、どの学生も前を向いてくれるようになるような気がします。
「みなさん、こんにちは」より
「王さん、こんにちは」
王さんの隣に座っている李さんと周さんもドキっとして、前を向いてくれるようになります。
「みなさん、わかりましたか」より、
「王さん、張さん、郭さん、わかりましたか」
王さんの隣の李さんと周さんも、張さんの隣の陳さんと楊さんも、郭さんの隣の黄さんと劉さんも、前を見てくれます。
たぶん、これが「学生を巻き込んだ授業」なのだと思います。
相手が日本人の友だち、しかも、一対一で話しているときでも、
「昨日のニュース見た?」
「え?」
といったやりとりがよくありました。でも、相手の名前を呼ぶと、ちゃんとした会話になります。
「ひろし、昨日のニュース見た?」
「え?どのニュース?」
子どもの頃からそんなことがよくあって、イライラしてしまったので、相手の名前を呼ぶようにしています。
教室にいる学生たちの名前を呼び続けていたら、学生たちは、きっと、授業に集中できるようになると思います。