「こんなアプリがあったら、日本語教師の仕事が奪われてしまう」と多くの日本語教師の皆さんに誤解されてしまうのを心配しています。しかし、これはむしろ、日本語教師の皆さんの授業がさらに価値あるものになるように支える“補助エンジン”だと言えます。
英語を話す人の中には、文法や発音が多少あいまいでも、まずは積極的に話していくことで力を伸ばし、アメリカやイギリスに住み、仕事をしながら自然と現地の語彙や文法を吸収していく人がいます。私は、この「順番」が大切だと思っています。
まずは20〜60秒、間違いを恐れず話し続ける習慣 をつくること。その中で「伝わった!」「褒められた!」という成功体験が増えると、学習者の心にスイッチが入り、「もっと正確に話したい」「語彙も広げたい」という意欲が自然と生まれます。
このアプリは、まさにその“スタートライン”を作るためのものです。授業の代わりではなく、授業をもっと効果的にし、学習者がより積極的に参加するための追い風 にしたい、そう願って開発しました。
週末、株式会社モダンの皆さんが、富山で開催された日本語教育学会で、このアプリを紹介してくれました。学会での反応はすこぶる良かった と伺い、とても安心しました。
現場の先生方から温かい評価をいただけたことは、「日本語教育の力になりたい」という思いに勇気を与えてくれます。これからも、多くの日本語教師の皆さんと力を合わせて、学習者が自信を持って話せる未来をつくっていきたいと思っています。
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