20年前は、学生たちと年が近い気さくなお兄ちゃん扱いしてもらえましたが、いま、初めての授業や講演では、偉そうで嫌味なジジイがいると思われ、ハードルはずいぶん上がりました。
ただ、どこへ行っても、偉そうな態度や表情や言葉を出さないことで、ころげ落ちてゆくスピードを緩めることができます。日頃から偉そうな態度や表情や言葉を出さないようにすれば、大事なときに悪いクセが出ることはないので、普段の心がけが大事ですね。
ころげ落ちるスピードをはかる秤はないのですが、たまに、他人になめられているかな？と思えたら、うまく抑えられているとわかりますし、みな、緊張しながら自分の話を聞いているとしたら、そろそろ危ないと思います。
やっと日常に戻りました。
子どもたちは相変わらず、往復６キロの道を歩いて登校しているので、持久走大会ではふたりとも活躍できたそうです。忘れ物を取りに帰るほうが、持久走大会より長い距離を走ることになりますから。