イベント情報

日中国交正常化50周年記念イベント

大連、北京講演に続き、50周年記念イベント第三弾は上海でした。オンライン授業は声量がものを言いますね。視聴者が多い場合、声を張ることも大げさなパフォーマンスも大事ですが、なかなか難しいです。時には「ありのままの自分」でいることが大事ですが、時には「ありのままの自分」でいると「ナメているのか?」と怒られてしまい、切り替えどころが難しいです。基準があると調整しやすくなるので早く基準を知りたいです。

授業では、「できなかったことができるようになる授業」を基準にしておくと気持ち的にラクです。「それが基準なら、先ほどの授業に意味があるのですか?」と質問されたときに、「あっ、私ばかり話していたので、学生たちはできるようになりませんでした。そういえば意味がなかったです」と答えることができて、「ああすればよかった。こうすればよかった」とアイデアも出てきます。しかし、「オンライン授業では学生は伸びません」という基準でいくと、その後の授業はだいたい無意味なものになってしまいます。「じゃ、どこまでできたらOKか?」と聞かれたら、「私(教師)よりできるようにすることを目指す」が答えだと思います。そして、目指すところと現実の差に動揺しない強いメンタルを持つことがうまくいく秘訣だと思います。「それはそれ」というのが、たぶん本当の答えで、「ありのまま」についても、「それはそれ」が答えで、「あの人に話すときはこう話せ。公の場ではこう話せ。そうすることでこんなにメリットがある」というのを明確にしておくことが大事なのだと思います。でも、それがあまりうまくいかないのは、自分の感情が混じっていることが相手にバレ、自分の利益を優先させていることが相手にバレ、それを隠そうとしていることが相手にバレているからなんでしょうね…。人間関係も授業も難しいですね。このような私の考えを聞いた学生たちが、真っ当な反論をしてくれたり、もっと良い答えを教えてくれたら良いなあと思います。

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