大森和夫先生・弘子先生ご夫妻とお会いしました。おふたりのお元気なお声と温かいお言葉に、心から励まされました。思えば、20年前に初めてお目にかかって以来、ずっとお世話になっております。
大森先生ご夫妻は、37年間にわたり日本語作文コンクールを主催され、世界中の日本語学習者と真剣に向き合ってこられました。全応募作品を自ら目を通し、入賞候補者と何度もやりとりをして、応募者ひとりひとりの努力と心に寄り添い続けてこられました。びっくりしますが、15,000冊の教材「日本」を無償で多くの学校へ届け、学びの力で交流を深めてこられました。また、制度や支援を待たず、「やるべきことをやる」という信念で、自費で運営された無償の国際交流を続けてこられた姿勢にただただ敬服します。
民間大使としての使命は、2025年のコンクールによって37年の幕を閉じましたが、これまで、人生を変えた応募者たちが大勢います。言葉の力が人の心を変えて人生を変える。そのことを、何千・何万人もの学生が証明してきました。
大森和夫先生、弘子先生、長年のご尽力に心より敬意を表します。そして、世界中の日本語学習者を支えてくださったお二人に、感謝しております。