少し宣伝になりますが――
来月8日、福島市で「外国人による日本語スピーチ大会」と「日本の青年によるスピーチ大会」が開催されます。
世界から見て、福島はある意味、東京の次に知られた街です。だからこそ、福島で暮らす外国人の声を、もっと多くの人に聞いてもらいたいです。
実は、福島で愛されている外国人の若者は、派手ではありません。むしろ、静かで、ひたむきで、誠実です。だからこそ、彼らが懸命に言葉を紡ぎ、一生懸命に自分の思いを伝える姿に、会場の日本人が涙を流すのです。
大都市の企業で面接を受ける外国人は、日本人のようにハキハキと的確に答えられなければ合格は難しいかもしれません。
けれど、福島で日本人と働くなら、むしろ“ハキハキと完璧に答えるタイプ”よりも、相手の気持ちに寄り添える、温かい人柄のほうが合うかもしれません。
結局のところ、誰にでも自分が輝ける「居場所」があります。だから、外国人の若者にも、日本の若者にも一度や二度の失敗で、自分を責めないでほしいです。
うまくいかなくても、それはあなたの力が足りないからではなく、まだ「出会っていないだけ」です。
どんな人にも、自分に合った仕事がありますし、理解してくれる人が、必ずいます。
だから、あきらめずに、希望を胸に、もう一歩、前へ。そんな若者たちの笑顔と勇気を、福島から世界へ届けたいと思います。