内定者研修も3年になりました。オンライン授業を始めたのは2012年ですので、かなりのベテランになりましたが、コロナが始まる前は苦手でした。最近はよく「オンラインでの発音指導やスピーチ指導は難しくないですか?」と聞かれますが、考えてみると、携帯電話でのスピーチ指導はずいぶん前からやっていました。シンガポールのジュンさんとは国際電話をしていました(笑)。今なら無料ですが、当時は高かったと思います。寝る間も惜しんで指導指導の毎日だったので、当時の教え子たちが授業中に「先生は、首から下が動かなくなってもスピーチ指導ができますね」と皮肉ってきたので、「おいおい、北京大学の学生が言うことは相変わらずひどいなあ」などと思いながらも、「そうだよ。だからいつものど飴を用意してね」と答えました。フォローするわけではありませんが、最近の北京大学、清華大学の学生たちは、見た目も洗練されていて、下品な冗談を言わなくなったそうです。さて、初回の授業は、ゆっくりとスタートすることにしました。これまでは、何よりも勢いを大事にしてきたのですが、直前の研修でうまく行ったので、心に余裕が生まれたのかもしれません。結果、今までで一番良いスタートを切ることができました。もちろんこれからの展開はどうなるかわかりませんが、少なくとも、これからも初回は勢いを封印しようと思いました。