小学校の校長先生からお電話で、「講演会のおかげで、先日の修学旅行では、子どもたちが協力的で、安心して見守ることができました。ありがとうございました」という温かいお言葉をいただきました。来学期、新年度にも行ってきます。お互いを認め合う“ポジティブフィードバック”の文化が、広く根づいていくことを願っています。
さて、話は変わりますが、外国人力士の日本語が上手だという話を耳にすることがあります。実際のインタビューでの受け答えをよく聞いてみると、大切にしたいポイントがいくつもあります。
① 負けた時は「反省」、勝った時は「謙虚」:(負)「気持ちが前に出過ぎました」「土俵際で甘さが出ました」(勝)「嬉しいです。でも、まだまだ力不足を感じています」➡︎ 勝っても驕らず、負けても言い訳をしない姿勢が、心を惹きつけます。
② 周りの人へ“感謝”:「師匠と兄弟子に教わったことが出ました」「応援してくださる皆さんのおかげです」➡︎ 自分だけの力ではないと自然に伝える言葉は、温かさを届けます。
③ 良かった点は“謙虚+ポジティブ”で:「我慢してチャンスを待ちました。最後に稽古の成果が出ました」➡︎ 誇張せず、落ち着いた語り口に日本語の美しさがにじみます。
④ 最後は“前向きなひと言”:(負)「明日は気持ちを切り替えて臨みます。ありがとうございました」(勝)「明日も自分の相撲を貫くだけです。ありがとうございました」➡︎ 前向きなひと言で締めくくると、清々しさを生み出します。
この話し方は、日本語学習者のスピーチにも生かせます。“話す内容がわからない”と悩む学生が多いですが、型があると落ち着いて話せるようになります。そして、日本語教師が学生たちの発音や文法を細かく指摘するより、型を使って、笑顔で見本を見せることが、何よりの力になります。頑張りましょう!!