劉セイラさんの配信終了しました。ありがとうございました。
出版イベントで話題に上がりましたが、劉さんの人生のターニングポイントになった日、アニメ声優の古谷徹さんが急遽舞台に上がり、「劉さん!」と叫び、彼女を指名して、一緒にアフレコをされていました。全部偶然でしたが、ユメみたいな時間で、そこに燃えるような想いがあったことは確かです。一週間、古谷さんと池上彰さんにずっと可愛がっていただけたのは、今思えば、劉セイラさんをはじめ、学生たちのことばかり話していたからで、自分のことを話さなかったからだと思います。謙虚で愛嬌があると可愛がってもらえますね。
すぐ役立つものはすぐ役立たなくなる
池上さんがアメリカの大学を視察されたときに「経済学は教養として必要ですが、経営学は役に立ち過ぎるので、大学では教えません」と言われたそうです。「大学で最先端の知識を教えても、大学を出て5年経つと役に立たなくなってしまう。それは、ビジネススクールに行って勉強すればいい」ということだったそうです。
「すぐ役立つものはすぐ役立たなくなる」という話を、教材にして授業で使っています。なぜなら、自分の授業は、油断しやすくなり、すぐ役に立たなくなるからです。そうならないよう、やり続けるしかありません。
母は20年数年踊りの先生をしていて、お弟子さんたちは、母がいない時でも着物をお召しになって、楽しそうに稽古をしています。私は学生たちが上手になるよう頑張っていますが、大事なのは、母がやっているように長く続けることです。そんな母は岸壁の母の二葉百合子さんの大ファンですが、日本語教師の友人が二葉さんの甥っ子さんで、週末、ちょうど引越しのお手伝いをされていた時に、お電話をつないでいただきました。友人のおかげで、親孝行ができました。