劉セイラさんの出版記念イベントに出ることになりました。
彼女と知り合う前、国際交流基金のスピーチ大会で、北京外国語大学の学生が、「すごい人が入学してきた」というテーマで優勝したので、その日、北京外大にセイラさんがいることを知りました。
その後『鋼の錬金術師』のアフレコ披露会で、彼女の声を聞いたときは、「いろんなモノマネができる彼女が日本のモノマネ番組に出たら人気が出そう…」と思いました。
分厚い台本を持って、わたしがいる大学にも来てくれました。「こんにちは」と挨拶をすると、すぐに台本を読み始め、アクセントにミスがあると、印をつけて、さらに先に進む…という感じで、２、３時間休まず読み続けていました。彼女に負けまいと、わたしも集中力を途切らせずに頑張りました。彼女が帰ると、わたしの頭はパンパンになり、疲労困憊とは、このことだと知りました。
彼女を取り巻く仲間は、わたしや日本人留学生もそうですが、みな、彼女のファンでした。だから、同じ空間にいたいと考えたほかの学生たちがよく北京観光計画を立て、毎週末のように出かけていました。
声優さんに限らず、どの世界でも、声に魅力がある人は、まず声量が違います。無理して大声を出さなくても、声が大きいというか、よく通るというか、それには訓練が必要なのですが、セイラさんは、声優学校時代に発声練習を誰よりも頑張って、それが、いまの彼女を支えているのだと思います。
ところで、今回は、声優イベントではなく、数年前にマンガ家デビューもした彼女の出版イベントの告知をさせてください。
２月11日。
東京で行われますので、ご都合のよろしい方は是非是非ご来場ください。ネット配信もあるそうです。きっと、その後の数日間は、元気でいられると思います。