『世界の日本語作文コンクール』 にJICA様が後援名義を承認してくださいました。世界各地の学習者がコンクールにご応募されることを願っております。いつも応援してくださる皆様、ありがとうございます

ところで、最近は、頭でわかっていても、心でわからないと動けない
というのが自分の課題です。腕立て伏せや腹筋で筋肉をつければ、寒い冬も動じません。ダイエットのためにお菓子を食べないほうが良いことも頭でちゃんとわかっています。

「なぜ世の中に体罰があるのだろう?」と不思議に思っていたのですが、きっと、頭ではなく、心でわからせるためにやるのでしょう。スクールウォーズの泣き虫先生が、「俺はこれからお前たちを殴る!いいか殴られた痛みなど三日で消える。だがな、今日の悔しさだけは絶対に忘れるなよ!」と言っていました。
授業は、先生の話を黙って聞くだけの時間。
江戸時代の藩校の授業スタイルは、勉強マニアの人たちが集まる場なら大変役立つと思います。でも、勉強マニアだけが授業を受けるわけではない今の時代、体罰も言葉の暴力も許されない今の時代、若者たちが良い授業がどんなものかを知っている今の時代、先生がどんなに懸命に良い方法を学生に説明しても、「そんなこと、はなからわかっている」と鼻で笑われてしまうかもしれません。
実際、暗記、発音練習、スピーチ大会を毎回取り入れた授業は、ただ聞くだけの授業より、学生たちは、何倍ものスピードで上達してくれますし、放課後の課題も、強制するほどきつく言わなくても、わりとよく頑張ってくれます。やさしさによる実践によって、学生たちは心でわかってくれるようになります。
一風堂授業では、毎回スピーチ大会をしているそうです。こちらは、スピーチ大会の前に円陣を組んで気合いを入れている様子です。自分と周囲の気持ちが盛り上がるので、円陣もペップトークも、自分の授業でも取り入れたいと思いました。