『人望が集まる人の考え方』は、70年近く前に出版されて、半世紀にわたって読み継がれた著書ですが、先月YouTube大学で中田敦彦さんも取り上げられていました。人間の習性に基づいた理論はたいへん勉強になります。人はみな自分本位、自分が一番大事だから否定されたくない。相手の自尊心を満たすために相手を肯定しなければいけない。自尊心が満たされないうちは、他人に対して批判的になる…。
もちろん、相手がポジティブで良いことを言うなら、共感も賛同もできるのですが、人間誰しも人望を集めたいわけではないので、相手がやぶれかぶになって、ネガティブであり得ない主張をしてきたときには、おもわず反論してしまいそう…。そんなことも考えました。相手をすべて肯定するのは大変な作業で、まだまだ修行が必要ですが、身につけるべき大事なスキルなんだろうなって思います。
さて、今年も内定者研修が始まりました。初日は想像以上に順調だったので、かえって「大丈夫かな？」と心配しています。１番の理想は、歯車が合わず、耐え難きを耐えながら最後の最後に実を結ぶケースです。最初から最後まで順調で、そのクラスの仲間といつまでも良い関係が続くというのも稀にありますが、そこを期待していては痛い目に遭うばかりですから、油断をしないで、慎重に慎重にいきます。
２ヶ月半後の彼らのナチュラルな笑顔を楽しみにしています。
