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スピーチ大会の訓練時に、「優勝インタビューの受け答え」をしていました。これを聞くと、多くの人はきっと「偉そうだ」と思うでしょう。でも、もう少しだけ聞いてください。
あるコンテストで、教え子の一人が、入賞できなかったにもかかわらず、表彰式で「皆さん、ありがとうございました!」と叫んで深々とお辞儀をしました。そして満面の笑みで、入賞者の名前が呼ばれるたびに、誰よりも大きな拍手を送っていました。それを見て「自分もあんな人になりたい」と思いました。それ以来、私は彼女に少しでも近づこうと、最初は無理やり作り笑顔をしていました。でも20年かけ、ようやくどんな時でも自然に笑える自分に近づいてきました。
途中で「やっぱ、難しい。無理だ!」と弱音を吐いたこともあります。だから、他人に「同じことをしなさい」とは言いません。でも、もしそういう人に出会えたら、すぐに友達になれると思います。
桃栗3年柿8年。私たち日本語教師の学生への指摘が、その場ですぐに修正が効いて、うまくいったように見えるのも、実は、何年も前から、その学生が努力してきた証拠。あるいは、その場で修正が効いているように見えるだけで、直後に戻ってしまう可能性もあります。
「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる」
先月の北京日本語教師研修でも、この夏休みのオンライン授業でも、全てがそうだとは言いませんが、すぐに役に立つことをいろいろやったので、学生たちは、自分が急に上手になったと感じているかもしれません。しかし、努力を怠ると、すぐにできない状態に逆戻りして、自信まで失います。
今の社会、「今だけ金だけ自分だけ」といった考えを正しいと思う人が増えてきたと聞きます。その考えでやると、しばらくはうまくいくので、余計に自信がついてきますが、後で修正が効かなくなるので、怖いです。気をつけたいところです!!
ビデオは、スピーチでイケメンになった2人です。