昨年はイタリアの先生方が120名、エジプトの先生が60名の会話授業を企画してくださいました。そこでは、たくさんの先生が見学され、本当に幸せそうな表情で、会話授業に参加されていました。学生たちが目を輝かせ、自分の魅力を発揮する姿を見たいという点は、どの先生も同じだと思います。
ただ、教師向け、一般向け講演会は今後もやっていかなきゃと思っていて、やるからには極めたいと思っています。
若い頃は、老婆心からいろいろ言われ、ムカつく気持ちをエネルギーに変えましたが、いま思えば本当にありがたいことでした。批判されると、目が覚め、頭が冴え出しました。でも、これは若いからこそできたことで、あの膨大なエネルギーを50代で生み出す自信はありません。昔ほど、負けず嫌いでなくなりましたし、自分勝手じゃなくなりました。
一歩引いたところから見ると、憎まれっ子世に憚るじゃないですけど、負けず嫌いで自分勝手な社交性と行動力あるいやみな嘘つきが活躍する世の中だというのは、いつの時代も同じですから、そういう若者を支援できる心の広さが自分には必要だと常々言い聞かせています。
嘘つきについては、私たち、スペック貧弱ホモサピエンスがスペック最強のネアンデルタール人を滅ぼせたのは、頭が良かったからじゃなく、嘘がつけたからだと言われています。なぜ、女が嘘をつくのか、なぜ男が嘘をつくのか、それは私たちがホモサピエンスだからです。だから、嘘つき、裏切りを許せる人間になりたいと思って日々精進しています。
さて、会津若松での講演会、近場のみなさんは、週末旅行の感覚でお越しください。わたしはお蕎麦をいただきたく思います