中米カリブ日本語教育会議から帰国して、すぐに会津若松で講演会が行われることになりました。オンラインを除いた講演会は、490機関目に達します。
「手ぶらで旅する日本語航海士として、500校で講演してきます!」と言って大風呂敷を広げてから今日まで、いいことも悪いことも、走馬灯のようによみがえってきます。
さて、昨日基金で行われた研修会の感想を受講者のみなさんにお聞きしたところ、「たった1回の研修で、人前で緊張せずに、自分でもびっくりするくらい流暢になんでも話せるようになって自信がついた」とおっしゃる先生がたくさんいました。でも、そう実感できて初めて聞いたコツが役立つのだと思います。
いま、文科省が進める教育理論にラーニングピラミッドというのがあって、人に教えるという学習方法の効果がもっとも高く、講座を聞くという学習方法の効果がもっとも低いと言われています。わたしの講演会でコツを聞いて、「すぐにできそうやった」と思われる方がいますが、講演会でレベルアップできる人はいませんし、私が話した内容はすぐに忘れてしまいますので、コツに興味を持たれた先生方のレベルアップがはかれる研修会につなげたいです。