イベント情報

主体的・対話的で深い学び

昨日の投稿で「私ばっかりポジティブ・フィーフォバックをしていたら疲れちゃう」とおっしゃる方がいました。100%共感できます。そこで、「主体的・対話的で深い学び」と学力向上を支える学級づくりの一例をご紹介します。オンライン授業の一コマですが、学生たちには1グループ3、4人に分かれてもらい、毎回一人が司会を務めます。授業の最後には一人ひとりが「今日印象に残ったこと」を話します。私はカメラをオフにして見守ります。「そんなこと、オンラインでできるのか」と驚かれますが、対面でも容易ではありません。ただ、互いを尊重し合う訓練を重ねれば、どんな環境でも自信をもって自分の考えを話せるようになります。対面授業では200人の学生と「拍手の練習」から始め、尊重し合う空気を作ります。授業後、学生たちはすぐ帰らず、座ったまま語り合い、笑い合い、互いを認め合う姿を見せてくれます。もちろん、話せるようになることは目標の1つですが、相手を傷つけたり、不快にさせる日本語って嫌ですよね。学生の話す能力を気持ちよく高める最大のコツは、話す訓練ではなく、上手に聞く訓練をすることです。聞き手が楽しそうに聞いてくれたら、話し手はどんどん上手になりますから!

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