第2期は、台湾とシンガポール店のスタッフが多く、将来日本で働く予定もなく、日本人のお客様が多いわけでもありません。でも、普通ならモチベーションが上がらないような状況でも、日本と日本語を好きになってもらい、その結果、「日本語を独学」してもらいたいと思っています。勉強は自分でしないと、意味がありませんから。
授業では、日本語を使って、相手を尊重する練習をしています。
相手を尊重するには、相手より少しだけ長くお辞儀をするとか、相手が謝ってきたときに、笑顔で「いいですよ」と言うとか、助けてもらったときに、大きなリアクションでお礼を言うとか、相手が自分と同じようにしなくても、深々と頭を下げるとか。
これらは、10年後、大事な仕事をすることになったとき、スタッフのみなさんが、広い心で取り組むための訓練で、いま、こういうところを適当にやっていると、10年後、後悔することになるかもしれません。
反対に、こういうことを熱く強い思いで取り組んで、相手を尊重しながらやり進め、それでもうまくいかないなら、それはもともとそういう運命で、人智で超えられないことにチャレンジしたのだと、誇りに思えば良いだけです。
第2期も、来週を残すのみ。前回、シンガポールのみなさんとお会いできたので、来年は、台湾店、ジャカルタ店に行こうと思います。