モンゴル合宿報告会でした
中国の大学教員だった頃は、「中国全土を飛び回りたい。いつか世界各地へ行って、日本語授業をしたい」と、誰かに夢を語るたびに否定的な言葉を受けて、時には長い説教をされて、毎回落ち込んでいました。「ああ、偉そうだな。この人に、夢を語らなきゃ良かった…」と後悔したことも多々あります。
大学キャンパスの中で、学生たちとスピーチ特訓しかしなかったので、あちこち飛び回れるはずがないと思われるのは、仕方のないことですが、「モグラだって、いつか翼を手にして、飛びたいんだ」と、ずっと悔しく思っていました。
行きたいと思っているだけでは、行くことができないこともわかっています。目の前にいる学生をやる気にさせて、上手になってもらうスキルは、どこまでも磨き続ける必要がありました。それに、信頼してくれる仲間、待ってくれている学生たち、支援してくださる機関、全部が揃って、はじめて動き出せるので、一人でただクヨクヨしているだけでは、ダメでした。
天狗になっていたら、誰も相手にしてくれません。礼儀正しい態度で、コツを丁寧に説明できないと、学生をやる気にさせることもできません。それに、ちょっと油断をしただけで、積み上げてきたものが台無しになってしまいます。そこが人生の醍醐味なのでしょう。
どこまでも続く大草原に、みんなで行ってきました。実際、モンゴル合宿では、わたしがなにかテコ入れをすることはありませんでした。助け合い、励まし合い、慰め合い、誰かが落ち込んでいたら、誰かがすぐに駆け寄り、元気づけていたからです。昨夜の報告会も同じでした。ひとがひとをサポートしようとするとき、大きなエネルギーを発しているのを感じます。この状況は、本当にありがたいことです。昨夜は、一人一人がスーパーマンのようでした。
これから出発します。