ハンガリー日本語教育シンポジウムでした。今回のシンポジウムでは、ワークショップを依頼していただきました。以前は講演会でした。内容を練って、観衆から笑いが起こる仕組みを作ると、どこへ行っても歓迎していただけたのですが、講演を聞いただけでは、誰一人として、日本語を話せるようになりましせん。ですから、いつか、ワークショップを依頼してもらえる日が来ることをずっと願っていました。そして、ついにその日がやってきました。学生たちが雨季のサバンナに生える植物ように、どんどん上達していく姿を長年見てきましたので、世界各地で同じ現象を起こせることに、喜びを感じています。でも、それを脅威だとか、異常だとか、ネガティブな現象だと思われてしまっていたからこそ、今回のワークショップが実現するまで、24年もかかってしまったわけです。現地に集まる多くの学生を短期間で上達させるというのは、過去のやり方を、否定することになりかねません。