イベント情報

スピーチ大会会津地区予選

スピーチ大会地区予選すべてを終え、来月はいよいよ決勝戦です。

福島が好きだと言って、方言を使って話すスピーチを聞きました。最近、メイクをばっちり決めた男子が福島弁で何かを説明するインスタ動画を見て、わたしも福島弁を学んでいます。今回、わたしも下手な福島弁を披露しましたが、会津の方に喜んでもらえました。

関西の方、関西に住む地方の方に誰かが下手な関西弁を使ったとき、「ええよ、もっと話し」と言って、上手になるまで止めないでいてくれるなら、関西弁習得の過程で心が折れることがないのかな、などと思ったりもします。

午前の講演会のテーマにもつながるのですが、学生の文法やアクセントの間違いに気づいても表情を変えずにスルーして、しばらくしてから思い出したかのように、「そうそう、いま気づいたんだけど、もしわたしの聞き間違いだったら申し訳ないんだけど」などと言って確認作業をするだけなら、間違えてしまった学生の心をつぶさずに済むと思います。クラスメイトの前で間違いを正されるのを恥だと思う人もいますよね。モグラ叩きゲームのように、権力のハンマーを使って圧をかけられたら、「メンタル強いですね!」と言われるわたしだって心がつぶされてしまいますし、学生も同じで、堂々と発言できなくなります。

性善説と性悪説の議論も本性もどうでも良くて、私たちは良い人にも悪い人にもなれますし、他人の良いところを引き出すことも、他人の悪いところを引き出すこともできます。仮に本性が最悪な先生も、学生のことを思って、自分はちょっと我慢して、学生の良いところをどんどん引き出す工夫をするだけで、学生たちは安心して勉強してくれます。講演会では、こんなお話をさせていただきました。もちろん、喜びも悲しみも悔しさも理不尽さも幸せも不幸せも混ぜ混ぜで、わけがわからなくなった人生こそ完璧な人生ですから、うまく行くやり方で人生がうまく行ったところで、「は?だからなに?」っていうくらいのことかもしれませんが、授業をしながらいつも辛い思いをしている先生方のお役に立ちたいと思っています。

長旅を終え、子どもたちの待つ広野町に戻ります。

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