日本語学校では、筆記試験に合格するために「正しい日本語」を覚えることが重視されると聞いたよ。だから、文法の間違いがあると、教師はすぐに指摘して、訂正させるんだ。
実は、僕たち日本語教師は、無意識のうちに、態度の問題を文法の問題にすり替えてしまうことがあるんだよ。態度の悪い学習者には「日本語が下手だから(発音が悪いから)もっと勉強しなさい」と言ってしまうことがあるよ。その結果、その学習者は日本語力そのものにコンプレックスを抱いて、自信を失ってしまうんだ。
性格が良さそうな学習者の文法ミスは見逃してあげて、態度に課題のある学習者には、はらいせに文法を厳しく指摘してしまうことは、現場では起きがちだよ。けれど、本当に注意すべきなのは、文法ではなく「相手を傷つける言い方や態度」だったはずだよね。
態度は、性格じゃなく、学べるスキルだよ。教師がそこを丁寧に言語化して、良いモデルを示せば、学習者は安心して、自信を取り戻せるよ。その結果として、筆記試験の成績も伸びていくよ。
もし君の成績が悪かったとしたら、頭が悪かったからじゃなくて、勉強のやり方が悪かったか、君の態度が悪かったからだよ。
1月24日、サタラボさんで、対面でワークショップをします。オンラインではできないことをするので、よかったら、学習者のスイッチの入れ方を見に来てください。
