イベント情報

サタラボセミナー

サタラボセミナーの打ち合わせも見せていただき、このイベントの素晴らしさがわかりました。スタッフのみなさま、参加者のみなさま、暁子さん、年末からずっと宣伝してくださり、ありがとうございました。
25年前、教え子がスピーチ大会で初優勝したときは、1週間くらい浮かれていました。
その後、発音やアクセントを完璧に整えれば、コンテストで優勝しやすくなることに気づきました。心に余裕ができると、N1文法やことわざ、四字熟語を使った完成度が高そうに見える作文で、教え子たちは次々と優勝するようになりました。
一方、他校の、涙がこぼれるほど感動的で素晴らしいスピーチが6位入賞できないこともよくありました。感動より、発音アクセントや文法の正しさが高く評価されていたからです。
AIの登場によって状況が変わりました。文法や構成の正確さは、AIに挑んでもかなわない現実を前にして、以前の自分の努力や工夫は、やっぱりどこか方向が違っていたのだと気づかされました。
「自分の熱い思いを、自分の言葉で、相手の心に届ける」という本来あるべき姿を無意識に避けていたせいで、大事なものが見えなくなっていました。
ここ数年、日本で活躍されている外国人の方々と話すと、彼らは必ずしも完璧な文法やアクセントで日本語を話しているわけではないのですが、多くの方々から信頼され、愛されています。その理由は、思いやりや広い心をもって、心あたたまる日本語を使っているからだと思います。
愛される日本語を目指したいです。そして、成功体験よりずっと大事なこと。成功体験を積み重ねた後も、やがて訪れるグダグダな人生、平凡な人生、物語にならないような人生、背伸びをしない人生をこよなく愛することができて、毎日幸せが感じられる、そんな人材を育てていけるよう、心を尽くしたいと思います。
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