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オリエンテーションを聞いて

ふたば未来中学校のオリエンテーションへ行ってきました。説明を3時間聞きましたが、もの静かで、一人何かを考えるのが好きな息子には、ちょうど良い学校かもしれません。

息子は一時期、成績のことで天狗になっていました。天狗のまま40歳を迎え、人生初めての挫折で全てを失う人もいますし、全てを失ってからが本当の人生の始まりですから、挫折するまで何も言わずにスルーしようかとも思いましたが、「卒業おめでとう!」の手紙で、少し本当のことを書きました。

上の立場の人は、下の立場の人の人間性というか、扱いやすそうかどうかとか、もっと言えば、好きか嫌いかで評価が変わるから、たとえ実力があったとしても、生意気な態度で上の人の言うことを聞かなければ、ワンチャンさえもらえないよ…といった内容です。いつの世も同じで、生意気な態度や表情を出す人は、人が離れていきます。ところで、大谷選手の日ハム時代の先輩・杉谷さんが、WBC優勝記者会見で、大谷選手に、「はたして私のことを覚えてらっしゃいますでしょうか?」と質問すると、大谷選手はとぼけた表情で、「まあ、なんとなくは。」と答えていました。先輩に対して失礼に見える対応も、大谷選手ならではの魅力でカバーされていました。WBCで優勝した瞬間、グローブを投げたあの行為も、批判はありませんでした。もしかしたら、大谷選手の笑顔が、近くの人との距離を近くさせ、通訳の一平さんにも甘えすぎてしまい、一平さんは精神的に辛かったのかもしれません。下の立場の人に偉そうに話す上司は、まだ裏切りに遭っていないというだけで、下の立場の人たちが粛々と裏切る準備をしていることには気がつかず、自分は正しいと思っているせいで起こる最悪の結果を前にして、ようやく自分が間違っていたことに気づき、ショックで立ち上がれなくなるというのが定番です。ここは私も気をつけたいと思いました。

今日のレッスンは、美和先生に自己紹介、発音部門をお願いしましたが、本当に素晴らしかったです。ありがとうございました。

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