イベント情報

アメリカ、中米カリブイベントを振り返って

まとめ

国際交流基金(JF)さんの支援で、招聘講師として講演などをさせていただくと、会場でもどこでも、尊重されている雰囲気といいますか、普段との違いを感じる瞬間が何度もありました。また、空港への送り迎えもそうですが、いろいろ気づかいをしていただき、危険を感じた瞬間が一度もなく、本当になにごともなく、日本に戻ることができました。

イベントの任務以上に、安全に来て、安全に戻ることも大きな仕事なのですね。これまで気づきませんでした。

また「日本から外に出ない人たちにわかってもらいたい」と強く思ったことが今回の旅では何度もありましたが、自分の目で見ないとわからないこと、1回見ただけでは見えない部分も多いでしょう。そもそも見ようとしない人に対して、「見なさい!」ということ自体、ひどい行為だったと気づき、恥ずかしくなりました。つまり、自分は見てきて、わかったふうになっていて勘違いしていたから、人に「見てきなさい」「学びなさい」と言ってしまいました。もちろん言い方には気をつけていましたが、心の中ではかなり上からだったんだなと思い至りました。

しかも、知らないところは恥ずかしくなるほど知りません。学生時代に容姿の整った女子が「相手はやさしい人が良いな。顔は気にしないし、お金がなくても全然平気❤️」と言うのをうのみにして、「運命の女性が現れた」と思い、感動しましたが、今回、女子会のような食事会で女子の本音を知って涙が出ました(笑)。

そんなエピソードと似たことに、50を過ぎてもたびたび出くわします。人は変わらないと言いますから、大事なことに気づかない自分、見ようとしない自分のほか、上から目線の自分、他人の簡単な言葉に一生だまされ続ける自分とも、喧嘩をしないでうまく付き合っていかなきゃと思いました。

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